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四十五六
読み方 | 割合 |
しじふごろく | 50.0% |
しじゅうごろく | 50.0% |
渠は
高野山に
籍を
置くものだといつた、
年配四十五六、
柔和な、
何等の
奇も
見えぬ、
可懐い、おとなしやかな
風采で、
羅紗の
角袖の
外套を
着て、
白のふらんねるの
襟巻を
占め、
土耳古形の
帽を
冠り
車夫は年頃
四十五六で
小肥満とした
小力の有りそうな男で、
酒手を
請取り荷を積み、身支度をして
梶棒を
掴んだなり、がら/\と引出しましたが、古河から
藤岡までは二里
余の
里程。