“小力”の読み方と例文
読み方割合
こぢから100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おかんはかっとなって男の喉をしめた。在所ざいしょ生まれで、ふだんから小力こぢからのある彼女が、半狂乱の力任せに絞めつけたので、孱弱かよわい男はそのままに息がとまってしまった。
半七捕物帳:34 雷獣と蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
田舎漢いなかもの小力こぢからもあるものでございますから、川中から這いあがって参りながら、短いのを引き抜き
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
あいつも小力こぢからはありそうだが、四十八貫目では、ちょっと持ち出せまい、危ねえものだテ……
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)