トップ
>
吟
>
くちずさ
ふりがな文庫
“
吟
(
くちずさ
)” の例文
妙子は床の上へ半身起き直って、覚束ない手付き乍ら、昔取った杵柄で、何んかを
吟
(
くちずさ
)
み乍ら暫らくは器用に
羽子
(
はね
)
を突いて居りましたが
新奇談クラブ:02 第二夜 匂う踊り子
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
強犯されて一首を
吟
(
くちずさ
)
むも、万国無類の風流かも知れぬが、昔は
何国
(
いずく
)
も軍律
不行届
(
ふゆきとどき
)
かくのごとく、国史に載らねど、押勝の娘も、多数兵士に汚された事実があったのを、妙光女の五百人に二倍して
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
と、乳母はいつもその三味線の節に合わせて
吟
(
くちずさ
)
んだ。
母を恋うる記
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“吟”の意味
《名詞》
詩歌をうたうこと。吟じること。
詩歌を作ること。詩歌。
(出典:Wiktionary)
吟
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
“吟”を含む語句
呻吟
口吟
吟咏
朗吟
沈吟
呻吟声
吟味所
吟興
吟味中
吟遊詩人
單吟
吟味
微吟
苦吟
吟味与力
詩吟
名吟
季吟
吟詠
吟誦
...