トップ
>
吁
>
あ
ふりがな文庫
“
吁
(
あ
)” の例文
もしもその本名を此処に
真正直
(
ましょうじき
)
に書きたてるならば、それが余りにも有名な人物なので、読者は
吁
(
あ
)
ッと驚いてしまうだろう。
振動魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
常人
(
つねなみのひと
)
ならば
吁
(
あ
)
といひて
逃
(
にぐ
)
べきに、さはなくてその方に身を
対
(
むけ
)
てつら/\見るに、
斯
(
かう
)
闇
(
くら
)
くなりしにかゝるものゝあり/\と見ゆるもたゞ人ならじと猶よく見れば
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「
吁
(
あ
)
ッ——」と声をあげて、柿丘は頬っぺたを平手で
拭
(
ぬぐ
)
ったが、反射的に、その生まぬるいものの付着した
掌
(
て
)
を、グッと顔の前にさしだした。
振動魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
御坊
(
ごばう
)
こそくせをいだしてふねこぎ玉ふらめ、
吁
(
あ
)
、
音
(
おと
)
たかししづかにいへ、幽霊を見るともかまへて音をたて玉ふな、といひつゝ
手作
(
てさく
)
とて人にもらひたる
烟草
(
たばこ
)
のあらく
刻
(
きざみ
)
たるもやゝ
吸
(
すひ
)
あきて
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
女はみな
吁
(
あ
)
といひてうつぶして
愕然
(
おびえ
)
迷
(
まど
)
ひ、男はみな立あがりておどろきけり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
「
吁
(
あ
)
ッ、川波大尉」
駭
(
おどろ
)
いたように軍医はそれを
遮
(
さえぎ
)
った。「まだ栄螺は、こっちにもドッサリありますから、こっちのをおとり下さい。なにも、星宮君が
陶酔
(
とうすい
)
している分をお取りなさらなくても……」
恐しき通夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「
吁
(
あ
)
ッ」と叫んで、顔をそむけた。
仲々死なぬ彼奴
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「
吁
(
あ
)
ッ、痛ッ!」
麻雀殺人事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「
吁
(
あ
)
ッ!」
電気風呂の怪死事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「
吁
(
あ
)
ッ!」
恐しき通夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
吁
漢検1級
部首:⼝
6画
“吁”を含む語句
長吁
嗟吁
吁嗟
吁々
咈吁
噫吁
噫吁戯