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叱正
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しっせい
ふりがな文庫
“
叱正
(
しっせい
)” の例文
そうして、かかることについても、作家の人物
月旦
(
げったん
)
やめよ、という貴下の御
叱正
(
しっせい
)
の内意がよく分るのですけれども私には言いぶんがあるのです。
虚構の春
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
一先ず作者はこれを『石狩川』の初編として
上梓
(
じょうし
)
し、つづいて、これら移住士族のその後の過程を書き進める予定である。大方の
叱正
(
しっせい
)
を期待する。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
以上は新型式の
勃興
(
ぼっこう
)
に
惰眠
(
だみん
)
をさまされた
懶翁
(
らんおう
)
のいまださめ切らぬ目をこすりながらの感想を直写したままである。あえて読者の
叱正
(
しっせい
)
を祈る次第である。
俳句の型式とその進化
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
さらにもしこの書によって識者の
叱正
(
しっせい
)
を得ることができたならば、自分の将来の研究にとって幸福である。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
あえて読者諸氏の
叱正
(
しっせい
)
を予期のうえ紹介すると、——ずっと以前、たんばさんの家へ泥棒がはいった。
季節のない街
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
文名、日、一日と御隆盛、
要
(
い
)
らぬお世辞と言われても、少々くらいの御
叱正
(
しっせい
)
には、おどろきませぬ。
虚構の春
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
次にはさらに別の方面について所見をのべて読者の
叱正
(
しっせい
)
を待つこととする。
連句雑俎
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
図々
(
ずうずう
)
しい、わがままだ、勝手だ、なまいきだ、だらしない、いかなる
叱正
(
しっせい
)
をも甘受いたす覚悟です。只今、仕事をして居ります。この仕事ができれば、お金がはいります。
誰
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
ともかくも思うままを
誌
(
しる
)
して大方の
叱正
(
しっせい
)
を待つのである。
物理学実験の教授について
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
叱
部首:⼝
5画
正
常用漢字
小1
部首:⽌
5画
“叱”で始まる語句
叱
叱咤
叱言
叱咜
叱責
叱呼
叱声
叱々
叱陀
叱付