理化学の進歩が国運の発展に緊要であるという事は永い間一部の識者によって唱えられていたが、時機の熟せなかったため一向に世間には顧みられなかった。欧洲の大戦が爆発して以来は却って世間一般特に実業者の側で痛切にこの必要を感ずるようになったと見え、 …
| 著者 | 寺田寅彦 |
| ジャンル | 社会科学 > 教育 > 教育課程・学習指導・教科別教育 |
| ジャンル | 自然科学 > 物理学 > 物理学 |
| 初出 | 「理学界 第十五巻第十二号」1918(大正7)年6月1日 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約10分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約16分(300文字/分) |