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印半天
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しるしばんてん
ふりがな文庫
“
印半天
(
しるしばんてん
)” の例文
さまざまの手遊を数多きほど見得にして、七つ九つ十一つくるもあり、大鈴小鈴背中にがらつかせて、駆け出す
足袋
(
たび
)
はだしの勇ましく
可笑
(
をか
)
し、群れを離れて田中の正太が赤筋入りの
印半天
(
しるしばんてん
)
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
いざや人物の観察にても始めんと目を見開けば隣りに腰かけし
印半天
(
しるしばんてん
)
の煙草の火を借らんとて誤りて我が手に火を落しあわてて引きのけたる我がさまの吾ながら可笑しければ思わず噴き出す。
東上記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
妾も東上して
本郷
(
ほんごう
)
切
(
き
)
り
通
(
どお
)
しを通行の際、ふと川上一座と
襟
(
えり
)
に
染
(
そ
)
めぬきたる
印半天
(
しるしばんてん
)
を着せる者に逢い、思わずその人を熟視せしに、これぞ
外
(
ほか
)
ならぬ川上にして、彼も大いに驚きたるものの如く
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
さま/″\の
手遊
(
てあそび
)
を
數多
(
かずおほ
)
きほど
見得
(
みゑ
)
にして、七つ九つ十一つくるもあり、
大鈴
(
おほすゞ
)
小鈴
(
こすゞ
)
背中
(
せなか
)
にがらつかせて、
驅
(
か
)
け
出
(
だ
)
す
足袋
(
たび
)
はだしの
勇
(
いさ
)
ましく
可笑
(
をか
)
し、
群
(
むれ
)
れを
離
(
はな
)
れて
田中
(
たなか
)
の
正太
(
しようた
)
が
赤筋入
(
あかすぢい
)
りの
印半天
(
しるしばんてん
)
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
印
常用漢字
小4
部首:⼙
6画
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
“印半”で始まる語句
印半纏
印半纒
印半纏腹掛