“南瓜畑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かぼちやばたけ42.9%
かぼちゃばたけ14.3%
かぼちやばた14.3%
たうなすばたけ14.3%
とうなすばたけ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南瓜畑かぼちやばたけの中を腰のあたりまでかくしてかさかさと音をさせながら前進して行く。廃屋はいおくの一つを越え、さらにもう一つの廃屋を通りすぎる。だんだんさびしさが増し、神経がいやにとんがる。
骸骨館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
右手には美しく光る青田が限りもなく続いていた。他の方面に、そこにはキャベツ畑の鮮明な縞があった。近い南瓜畑かぼちゃばたけでは熊蜂のうなる音がぶんぶん聞えていた。
田舎医師の子 (新字新仮名) / 相馬泰三(著)
甘藷さつまくつたなんていふんぢやねえぞ」與吉よきちいましめた。勘次かんじかれ大豆畑だいづばたけちかくにとなり主人しゆじん甘藷畑さつまばたけとそれから途中とちう南瓜畑たうなすばたけがあつたので、はたけのものよりも自然しぜんにそれをつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
さあ、御飯ごはんを頂いて、柄相応がらそうおうに、月夜の南瓜畑とうなすばたけでもまた見に出ましょうかね。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)