トップ
>
半袖
>
はんそで
ふりがな文庫
“
半袖
(
はんそで
)” の例文
高木は
雨外套
(
レインコート
)
の下に、
直
(
じか
)
に
半袖
(
はんそで
)
の薄い
襯衣
(
シャツ
)
を着て、変な
半洋袴
(
はんズボン
)
から余った
脛
(
すね
)
を丸出しにして、
黒足袋
(
くろたび
)
に
俎下駄
(
まないたげた
)
を引っかけていた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
わが背中見ること
能
(
あた
)
わず、四季を通じて
半袖
(
はんそで
)
のシャツを着るように心がけましたので、少しずつ忘れて、来年は三高文丙へ受験いたします。
虚構の春
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
古い絵をみると、はだかで大きな荷を負うた人もよく描いてあるが、たいていの荷物は突っ張ってごそごそするので、夏でもかるい子は
荷摺
(
にずり
)
という
半袖
(
はんそで
)
腰
(
こし
)
きりの
仕事着
(
しごとぎ
)
をきた。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
暑がりやで汗ッ
掻
(
か
)
きの庄造は、この間の出水で
泥
(
どろ
)
だらけになった裏の
縁鼻
(
えんはな
)
へチャブ台を持ち出して、
半袖
(
はんそで
)
のシャツの上に毛糸の腹巻をし、麻の
半股引
(
はんももひき
)
を
穿
(
は
)
いた姿のまま
胡坐
(
あぐら
)
をかいているのだが
猫と庄造と二人のおんな
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
その時の服装は、白い
半袖
(
はんそで
)
のシャツに、
久留米絣
(
くるめがすり
)
のモンペをつけていました。
たずねびと
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
▼ もっと見る
昨日
(
きのう
)
までは綿入を二枚重ねていたのに今日は
袷
(
あわせ
)
に
半袖
(
はんそで
)
のシャツだけで、朝から運動もせず
枯坐
(
こざ
)
したぎりであるから、不充分な血液はことごとく胃のために働いて手足の方へは少しも巡回して来ない。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“半袖”の意味
《名詞》
衣服の袖が肘までの長さのもの。
(出典:Wiktionary)
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
袖
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
“半袖”で始まる語句
半袖姿