勞働はたらき)” の例文
新字:労働
朝露あさつゆのあるころは、まだしも見た目に、青さが凉しげで、勞働はたらきのいさぎよさと健康が羨ましくもあるが、日中の桑畑のいきれは、風など通しはしなかつた。
桑摘み (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
さて奧樣おくさま目當めあてにいたしてまゐつたは小家こいへせがれ武生たけふ勞働はたらきつてり、留守るすやまぬしのやうな、ぢいばゞ二人ふたりぐらし、此處こゝにおとまりとなさいまし、たゝいてあけさせませう。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
其身に合ひたる勞働はたらきならば夫れ相應に世話しても取らすべしとて、湯屋の木拾ひ、蕎麥屋のかつぎ、權助庭男の數を盡して、一年がほどに目見への數は三十軒、三日と保たず隨徳寺はまだ宣し
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)