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剣帯
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けんたい
ふりがな文庫
“
剣帯
(
けんたい
)” の例文
金翠
(
きんすい
)
の
綉
(
ぬい
)
キラやかな
戦袍
(
せんぽう
)
に、武長官の
剣帯
(
けんたい
)
をしめた腰細く、
犀
(
さい
)
の
角
(
つの
)
(これを吹いて軍を指揮する)を
併
(
あわ
)
せて飾り、
萌黄革
(
もえぎがわ
)
の花靴の音かろやかに歩きよって来
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
古びて見る面影もないがそれは
凡人
(
ただびと
)
の
佩
(
は
)
く剣ではない。
琅玕
(
ろうかん
)
の
珠
(
たま
)
がついていたはず、
戛玉
(
かつぎょく
)
とよぶ珠だよ。
剣帯
(
けんたい
)
に革か
錦
(
にしき
)
の
腰帛
(
ようはく
)
もついていたのだよ。王者の
佩
(
はい
)
とそれを呼ぶ。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
先なる一壮漢は、
狭霧
(
さぎり
)
の
薄戦衣
(
うすごろも
)
に、
虎頭
(
ことう
)
を打ち出した
金唐革
(
きんからかわ
)
の腹巻に、髪止めには銀のはちまきを締め、おぼろめく
縒絨
(
よりいと
)
の
剣帯
(
けんたい
)
へ利刀を横たえ、騎馬
戛々
(
かつかつ
)
、ふと耳をそばだてた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
見ると、銀紋草色の
官袍
(
かんぽう
)
に
金唐革
(
きんからかわ
)
の
胸当
(
むねあて
)
をあて、
剣帯
(
けんたい
)
の剣を前に立ててそれへ両手を乗せ、ぎょろと、
椅子
(
いす
)
からこっちを睨まえている人物がある。ここの高官にしては思いのほか若そうな年齢だ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
剣
常用漢字
中学
部首:⼑
10画
帯
常用漢字
小4
部首:⼱
10画
“剣”で始まる語句
剣
剣呑
剣戟
剣突
剣幕
剣橋
剣山
剣術
剣菱
剣舞