“刑吏(けいり)” の例文
と、伴天連と半助は、こう会釈(えしゃく)をして、すぐに刑吏(けいり)へさしずして、死座(しざ)をつくらせ、血(ち)だまりの穴(あな)をほらせ、水柄杓(みずびしゃく)をはこばせる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこに、筵(むしろ)や、水桶や、さまざまな死刑の具をならべて待っていた刑吏(けいり)たちは、ふり顧(かえ)って、いちどに、わかれながら
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
完全な死だ、完全な断刀(だんとう)だ! 家康(いえやす)もまた選(よ)りによって斬(き)れる刀を、刑吏(けいり)へ授(さず)けたものとみえる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、奉行にもいって、刑吏(けいり)の手から、無作(むづく)りの大刀をうけとり、すぐに、鞘(さや)をはらった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
曳(ひ)くのは、まだらの牛、護るのは、眼をひからした刑吏(けいり)と雑兵(ぞうひょう)であった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)