くびは)” の例文
そのたての鏡に映った女怪の影を顧み見ると同時に、女神の手でペルセウスの刀持った手を持ち添え、見事にメズサをくびはねた。
しん身に十余そうこうむり、自ら馬上にくびはぬ。あんいよいよせまりて、燕王に北坂ほくはんう。安のほこほとんど王に及ぶ。燕の番騎指揮ばんきしき王騏おうき、馬を躍らせて突入し、王わずかに脱するを得たり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)