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分岐点
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ぶんきてん
ふりがな文庫
“
分岐点
(
ぶんきてん
)” の例文
さて、もうここまで事が運べば、それなる
達磨
(
だるま
)
を好いた
花魁
(
おいらん
)
薄雪の来るか来ないかが、右門の解釈と行動の重大なる
分岐点
(
ぶんきてん
)
です。
右門捕物帖:09 達磨を好く遊女
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
それであればこそ
路傍
(
ろぼう
)
で
耳朶
(
じだ
)
に触れた一言が、自分の一生の
分岐点
(
ぶんきてん
)
となったり、
片言
(
かたこと
)
でいう
小児
(
しょうに
)
の言葉が、胸中の
琴線
(
きんせん
)
に触れて、
涙
(
なみだ
)
の源泉を突くことがある。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
そのうえに、線路が悪いせいか又は
分岐点
(
ぶんきてん
)
だの
陸橋
(
りっきょう
)
などが多いせいか、窓外から噛みつくようなガタンゴーゴーと
喧
(
やかま
)
しい騒音が入って来て気味がよろしくない。
省線電車の射撃手
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
場所は、
野尻湖
(
のじりこ
)
の東南で、越後信州の国境にあたり、山地ではあるが、北するも、西するも、南するもここを
分岐点
(
ぶんきてん
)
とする交通の
要衝
(
ようしょう
)
で、
割
(
わり
)
ヶ
嶽
(
たけ
)
の嶮に
拠
(
よ
)
って、越後勢のたてこもっている一
城
(
じょう
)
がある。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
車輪が
分岐点
(
ぶんきてん
)
と噛み合っているらしくガタンガタンと
騒々
(
そうぞう
)
しい音をたてたのと、車輌近くに陸橋のマッシヴな
橋桁
(
はしげた
)
がグオーッと
擦
(
す
)
れちがったのとが同時だった。
省線電車の射撃手
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“分岐点”の意味
《名詞》
道路などが分岐する場所。
物事を分ける際の境目。
(出典:Wiktionary)
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
岐
常用漢字
小4
部首:⼭
7画
点
常用漢字
小2
部首:⽕
9画
“分岐”で始まる語句
分岐
分岐道