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琴線
ふりがな文庫
“琴線”の読み方と例文
読み方
割合
きんせん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きんせん
(逆引き)
友の眉には無限の愁思あり、友の胸には無限の
琴線
(
きんせん
)
あり。われはこれに觸れんとして、却つてわが情の純ならざるを悔ひぬ。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
それであればこそ
路傍
(
ろぼう
)
で
耳朶
(
じだ
)
に触れた一言が、自分の一生の
分岐点
(
ぶんきてん
)
となったり、
片言
(
かたこと
)
でいう
小児
(
しょうに
)
の言葉が、胸中の
琴線
(
きんせん
)
に触れて、
涙
(
なみだ
)
の源泉を突くことがある。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
子供達は、既に何等
琴線
(
きんせん
)
に触れることなき、勧善
懲悪
(
ちょうあく
)
式の古いお伽噺から離脱してしまったけれど、まだこれに代わるべき、美しき鮮彩な夢を持たずにいます。
『お話の木』を主宰するに当たりて宣言す
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
琴線(きんせん)の例文をもっと
(8作品)
見る
“琴線”の意味
《名詞》
琴の糸。
(context、figurative)人の心の奥に秘められている心情。
(出典:Wiktionary)
琴
常用漢字
中学
部首:⽟
12画
線
常用漢字
小2
部首:⽷
15画
“琴”で始まる語句
琴
琴柱
琴瑟
琴平
琴歌
琴爪
琴棋
琴責
琴書
琴手
“琴線”のふりがなが多い著者
新渡戸稲造
吉川英治
夏目漱石
田山花袋
小川未明