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公辺
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こうへん
ふりがな文庫
“
公辺
(
こうへん
)” の例文
旧字:
公邊
綱宗の不行跡が
公辺
(
こうへん
)
にまで聞えたとの
評
(
うわさ
)
に、一門、一家、老臣ども合議のうえ、綱宗に隠居のおゆるしのあるよう願い出ました
樅ノ木は残った:02 第二部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
眺めて暮す。……それが唯一の
希望
(
のぞみ
)
じゃ。オオ、そういえば五百之進殿、お願いしておいた
公辺
(
こうへん
)
へのお届けは
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
諏訪部三十郎は病気で御出役が無かったのだが
公辺
(
こうへん
)
のお首尾が悪く、百日の間閉門
仰付
(
おおせつ
)
けられますると云う騒ぎ、座光寺源三郎は勿論深見の家も改易に相成りまして
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その子息の一人を
跡目
(
あとめ
)
にして、養子願さえすれば、
公辺
(
こうへん
)
の首尾は、どうにでもなろう。もっともこれは、事件の性質上修理や修理の内室には、密々で行わなければならない。
忠義
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
こうなるからは誰ぞ
公辺
(
こうへん
)
の
知人
(
しりびと
)
を頼り
内々
(
ないない
)
事情を聞くに
如
(
し
)
くはないと
兼
(
かね
)
て
芝居町
(
しばいまち
)
なぞでは
殊
(
こと
)
の
外
(
ほか
)
懇意にした
遠山金四郎
(
とおやまきんしろう
)
という旗本の
放蕩児
(
ほうとうじ
)
が、いつか家督をついで
左衛門尉景元
(
さえもんのじょうかげもと
)
と名乗り
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
公
常用漢字
小2
部首:⼋
4画
辺
常用漢字
小4
部首:⾡
5画
“公”で始まる語句
公
公卿
公達
公事
公家
公方
公園
公孫樹
公然
公儀