トップ
>
兆
>
しらせ
ふりがな文庫
“
兆
(
しらせ
)” の例文
「むかしから雪中に虎に遭うの夢は不祥の
兆
(
しらせ
)
としてある。もしや上洛中の大殿
騰
(
とう
)
将軍の君に、何か凶事でも起ったのではなかろうか」
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「俺は七十になるが、まだこんな不思議なことに逢ったことはない、奇体なことじゃ、これは何かの
兆
(
しらせ
)
と思われる」
不動像の行方
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
いろいろ
凶
(
わる
)
い
兆
(
しらせ
)
がございました。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
いまから五十年前——まだ
桓帝
(
かんてい
)
の
御宇
(
ぎょう
)
の頃です。遼東の人で
殷馗
(
いんき
)
という予言者が村へきたとき申しました。近頃、
乾
(
いぬい
)
の空に
黄星
(
こうせい
)
が見える。あれは五十年の後、この村に稀世の英傑が宿する
兆
(
しらせ
)
じゃと。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“兆”の解説
兆(ちょう)は漢字文化圏における数の単位の一つ。兆がいくつを示すかは時代や地域により異なる。現在、日本・台湾・韓国・香港では 10
12
= 1000000000000 を示す。
(出典:Wikipedia)
兆
常用漢字
小4
部首:⼉
6画
“兆”を含む語句
前兆
凶兆
兆候
吉兆
凡兆
瑞兆
兆殿司
中江兆民
京兆尹
祝京兆
巣兆
衰兆
京兆
乱兆
亡兆
明兆
兆民居士
敗兆
生不怕京兆尹
奇兆
...