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優姿
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やさすがた
ふりがな文庫
“
優姿
(
やさすがた
)” の例文
宮内はその頃になって、会津若松の小屋に帰ってきた、色こそ黒くなったが、
優姿
(
やさすがた
)
は足かけ三年の今でも、元と変るところが更になかった。
討たせてやらぬ敵討
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
鏡葉之助は美少年、女のような
優姿
(
やさすがた
)
。しかも一人だというところから、
侮
(
あなど
)
りきって構えもつけず、
颯
(
さっ
)
と横撲りにかかって来た。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
少し心安くなると、蛇の目の陣に
恐
(
おそれ
)
をなし、山の
端
(
は
)
の霧に落ちて行く——
上﨟
(
じょうろう
)
のような
優姿
(
やさすがた
)
に、
野声
(
のごえ
)
を放って
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
われわれが出発前推測した通り、飯田松川はその全体を通じて、あふれる平和な
優姿
(
やさすがた
)
の中に、無量の感慨をこめてくすぐるようにささやく愛の言葉を持っていたのである。
二つの松川
(新字新仮名)
/
細井吉造
(著)
所詮は鬼武の「自来也物語」を焼き直したものであるが、主人公の盗賊児雷也を前茶筌の
優姿
(
やさすがた
)
にして、田舎源氏の光氏式に描かせた趣向がひどく人気に投じたらしい。画家は二代目豊国である。
自来也の話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
徳三郎の
優姿
(
やさすがた
)
を
見初
(
みそ
)
めて、顔を
杏
(
あんず
)
のやうに
赧
(
あか
)
くした。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
たとへば、君が
優姿
(
やさすがた
)
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
優
常用漢字
小6
部首:⼈
17画
姿
常用漢字
小6
部首:⼥
9画
“優”で始まる語句
優
優男
優雅
優形
優美
優婆塞
優婉
優渥
優曇華
優劣