“優姿”の読み方と例文
読み方割合
やさすがた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宮内はその頃になって、会津若松の小屋に帰ってきた、色こそ黒くなったが、優姿やさすがたは足かけ三年の今でも、元と変るところが更になかった。
討たせてやらぬ敵討 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
鏡葉之助は美少年、女のような優姿やさすがた。しかも一人だというところから、あなどりきって構えもつけず、さっと横撲りにかかって来た。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
少し心安くなると、蛇の目の陣におそれをなし、山のの霧に落ちて行く——上﨟じょうろうのような優姿やさすがたに、野声のごえを放って
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)