“信(う)” の例文
和女とて一わたりは武芸をも習うたのに、近くは伊賀局(いがのつぼね)なんどを亀鑑(かがみ)となされよ。人の噂(うわさ)にはいろいろの詐偽(いつわり)もまじわるものじゃ。軽々しく信(う)ければ後に悔ゆることもあろうぞ
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
ここにその將軍既に詐りを信(う)けて、弓を弭(はづ)し、兵(つはもの)を藏めつ。ここに頂髮(たぎふさ)四の中より設(ま)けの弦(ゆづる)五を採(と)り出で更に張りて追ひ撃つ。かれ逢坂(あふさか)六に逃げ退きて、對(む)き立ちてまた戰ふ。