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侍読
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じどく
ふりがな文庫
“
侍読
(
じどく
)” の例文
玄恵は、彼らに利用されるのを、知ってか知らずにか、
唯々
(
いい
)
として、それにも出席し、天皇の
侍読
(
じどく
)
に
挙
(
あ
)
げられれば、それにもなった。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
天皇様が史記を左中弁藤原
在衡
(
ありひら
)
を
侍読
(
じどく
)
として始めて読まれ、前帝
醍醐
(
だいご
)
天皇様は
三善清行
(
みよしきよつら
)
を御相手に史記を読まれた事などがある。
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
一日
(
いちじつ
)
東角門
(
とうかくもん
)
に坐して、
侍読
(
じどく
)
の
太常卿
(
たいじょうけい
)
黄子澄
(
こうしちょう
)
というものに、諸王
驕慢
(
きょうまん
)
の状を告げ、
諸
(
しょ
)
叔父
(
しゅくふ
)
各大封
重兵
(
ちょうへい
)
を擁し、叔父の尊きを
負
(
たの
)
みて
傲然
(
ごうぜん
)
として予に臨む、
行末
(
ゆくすえ
)
の事も
如何
(
いかが
)
あるべきや、これに処し
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“侍読”の解説
侍読(じどく/じとう)とは、天皇の側に仕えて学問を教授する学者のこと。
律令制のもとでは大学寮の博士あるいはこれに近い学識を有する人物が任命された。主として四書五経などの儒教の経典が講義されたが、『史記」や『文選』、『老子』などそれ以外からの講義も行われた。平安時代後期以後、紀伝道博士(文章博士)を世襲した大江氏・菅原氏が侍読の役を独占した。また、摂関家や将軍家の当主に学問を教授する学者も侍読と呼ばれるようになる。
(出典:Wikipedia)
侍
常用漢字
中学
部首:⼈
8画
読
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
“侍”で始まる語句
侍
侍女
侍者
侍従
侍童
侍座
侍所
侍坐
侍士
侍医