“侍読(じどく)” の例文
玄恵は、彼らに利用されるのを、知ってか知らずにか、唯々(いい)として、それにも出席し、天皇の侍読(じどく)に挙(あ)げられれば、それにもなった。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天皇様が史記を左中弁藤原在衡(ありひら)を侍読(じどく)として始めて読まれ、前帝醍醐(だいご)天皇様は三善清行(みよしきよつら)を御相手に史記を読まれた事などがある。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
一日(いちじつ)東角門(とうかくもん)に坐して、侍読(じどく)の太常卿(たいじょうけい)黄子澄(こうしちょう)というものに、諸王驕慢(きょうまん)の状を告げ、諸(しょ)叔父(しゅくふ)各大封重兵(ちょうへい)を擁し、叔父の尊きを負(たの)みて傲然(ごうぜん)として予に臨む、行末(ゆくすえ)の事も如何(いかが)あるべきや、これに処し
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)