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余蘊
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ようん
ふりがな文庫
“
余蘊
(
ようん
)” の例文
道元のいわゆる「法」が、人類の文化の根源でありまた目標であるところの一つのものを、
余蘊
(
ようん
)
なく意味しているか否かは別問題である。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
今
爾
(
なんじ
)
をして、欧洲立憲各国に至り、其の政府又は
碩学
(
せきがく
)
の士と相接して、其の組織及び実際の情形に至るまで観察して、
余蘊
(
ようん
)
なからしめんとす。
天皇:誰が日本民族の主人であるか
(新字新仮名)
/
蜷川新
(著)
「
真個
(
しんこ
)
関西志士の
魁
(
さきがけ
)
、英風我が邦を鼓舞し来れり」。これ彼が高弟高杉晋作の彼を賛するの辞、言い
尽
(
つく
)
して
余蘊
(
ようん
)
なし。
的
(
まこと
)
にこれ彼が事業の断案といわざるべからず。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
は、この事情を明快に指摘して、
余蘊
(
ようん
)
がない。
純粋経済学要論:01 上巻
(新字新仮名)
/
マリー・エスプリ・レオン・ワルラス
(著)
示して
余蘊
(
ようん
)
なからしめたり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
額田王
(
ぬかたのおおきみ
)
に送って
千載
(
せんざい
)
の後に物議の種を残した有名な恋歌「紫の
匂
(
にお
)
へる
妹
(
いも
)
を憎くあらば人妻ゆゑに
吾
(
われ
)
恋めやも、」の一首は、帝の情熱的な性質を語って
余蘊
(
ようん
)
がない。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
孔子の回に対する愛情を表現して
余蘊
(
ようん
)
がない。また同じ篇に
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
蘊
漢検1級
部首:⾋
19画
“余”で始まる語句
余
余所
余程
余裕
余燼
余韻
余計
余波
余所行
余所目