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何処迄
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どこまで
ふりがな文庫
“
何処迄
(
どこまで
)” の例文
旧字:
何處迄
それに、性質が、今の家内のやうに
利
(
き
)
かん気では無かつたが、そのかはり昔風に亭主に
便
(
たよ
)
るといふ風で、
何処迄
(
どこまで
)
も我輩を信じて居た。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
………見渡す限り、ひとすじの川の縁に沿うて、
何処迄
(
どこまで
)
も何処迄も、果てしもなく両岸から飛び交わすのが見えた。
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
故に私が改めて貴公に頼むは、何うか
隠密
(
おんみつ
)
になってお国表へ参って、貴公が何うか又市を取押えて呉れんか……照お前は
何処迄
(
どこまで
)
も又市を
探
(
たず
)
ねて討たんければならぬが
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
長塚君の書き方は
何処迄
(
どこまで
)
も沈着である。其人物は皆
有
(
あり
)
の
儘
(
まま
)
である。話の筋は全く自然である。
『土』に就て:長塚節著『土』序
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
とても世間の荒波の中へ放り出せるような人ではないから、われわれが
何処迄
(
どこまで
)
も面倒を見、
然
(
しか
)
るべき順序を
蹈
(
ふ
)
んで良縁を求めてやらなければならず、そうなれば又、血統とか
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
六魚、七虞、八斉、九佳、十灰と云った様に
何処迄
(
どこまで
)
も漢学的であった。
落第
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
嘘
(
そら
)
つくない、正直にいってしまいな、
手前
(
てめえ
)
が鼻薬を貰って、一角に頼まれて旦那を引き出したといってしまえば、命
許
(
ばか
)
りは助けてやる、相手は一角だから
敵
(
かたき
)
を打たせる積りだが、
何処迄
(
どこまで
)
も隠せば
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一旦約束したから
変替
(
へんがえ
)
は出来ぬと云うので、仕方がないから
私
(
わたくし
)
は養子をする気はない、どんな事が有っても自分が約束したからは
何処迄
(
どこまで
)
も強情を張る積りだが、お父様が腹を切るの
何
(
なん
)
のと云うから
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
迄
漢検準1級
部首:⾡
7画
“何処”で始まる語句
何処
何処其処
何処へ行く
何処宛
何処村
何処々々
何処亓処
何処だいば