“云(いえ)” の例文
真実(まこと)を云(いえ)ば一尺の尺度(ものさし)が二尺の影となって映る通り、自分の心という燈(ともしび)から、さほどにもなき女の影を天人じゃと思いなして、恋も恨(うらみ)もあるもの、お辰めとても其如(そのごと)く
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
発句(ほく)案ずる事諸門弟題号の中より案じいだす是なきものなり、余所(よそ)より尋来(たずねきた)ればさてさて沢山成事(なること)なりと云(いえ)り、予が云、我『あら野』『猿蓑(さるみの)』にてこの事を見出したり
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)