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乾葡萄
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ほしぶだう
ふりがな文庫
“
乾葡萄
(
ほしぶだう
)” の例文
「それ、ウオツカと
乾葡萄
(
ほしぶだう
)
だぜ、露助め
素的
(
すてき
)
な物をくれよつた。あの爺さんに分けるんだが、どうせ
瓶
(
びん
)
ごと
此所
(
こゝ
)
に置くから勝手に飲むが好いや。そら一寸やつて見ねえ。」
煤煙の匂ひ
(新字旧仮名)
/
宮地嘉六
(著)
忽
(
たちま
)
ち
愛
(
あい
)
ちやんは
洋卓
(
テーブル
)
の
下
(
した
)
に
在
(
あ
)
つた
小
(
ちひ
)
さな
硝子
(
ガラス
)
筺
(
ばこ
)
に
眼
(
め
)
がつきました。
開
(
あ
)
けて
見
(
み
)
ると、
中
(
なか
)
には
極
(
ご
)
く
小
(
ちひ
)
さな
菓子
(
くわし
)
があつて、それに『お
上
(
あが
)
り』と
美事
(
みごと
)
に
小
(
ちひ
)
さな
乾葡萄
(
ほしぶだう
)
で
書
(
か
)
いてありました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
末松夫人は
先刻
(
きつき
)
から悪い者が通りかゝつたと思つて、
身体
(
からだ
)
を
乾葡萄
(
ほしぶだう
)
のやうに平べつたくして、成るべく見つからないやうにしてゐたが、老人に呼びかけられて、強ひて
捩
(
ね
)
ぢ曲げるやうに笑顔を作つた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
請ふ、なんぢら
乾葡萄
(
ほしぶだう
)
をもてわが力を補へ。
三つのなぜ
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
乾
常用漢字
中学
部首:⼄
11画
葡
漢検準1級
部首:⾋
12画
萄
漢検準1級
部首:⾋
11画
“乾葡萄”で始まる語句
乾葡萄入