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九字
ふりがな文庫
“九字”の読み方と例文
読み方
割合
くじ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くじ
(逆引き)
と
習
(
なら
)
ひたての
九字
(
くじ
)
を
切
(
き
)
るやうな、
指
(
ゆび
)
の
先
(
さき
)
で
掌
(
てのひら
)
へ
書
(
か
)
いて、
次手
(
ついで
)
に
道中安全
(
だうちうあんぜん
)
、
女難即滅
(
ぢよなんそくめつ
)
の
呪
(
じゆ
)
を
唱
(
とな
)
へる。……
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
摩利信乃法師は夢のさめたように、慌しくこちらを振り向きますと、急に片手を高く挙げて、怪しい
九字
(
くじ
)
を切りながら、何か
咒文
(
じゅもん
)
のようなものを口の内に繰返して、
匀々
(
そうそう
)
歩きはじめました。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
我知らず肩を
聳
(
そび
)
やかすと、
杖
(
ステッキ
)
をぐいと振って、
九字
(
くじ
)
を切りかけて、
束々
(
つかつか
)
と通った。
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
九字(くじ)の例文をもっと
(4作品)
見る
“九字”の解説
九字(くじ)は、道家により呪力を持つとされた9つの漢字。
(出典:Wikipedia)
九
常用漢字
小1
部首:⼄
2画
字
常用漢字
小1
部首:⼦
6画
“九”で始まる語句
九
九歳
九重
九十九折
九州
九段
九月
九刻
九年母
九戸
“九字”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花
芥川竜之介