乙州おとくに)” の例文
近江には丈草じょうそう許六きょりく尚白しょうはく智月ちげつ乙州おとくに千那せんな正秀まさひで曲翠きょくすい珍碩ちんせき李由りゆう毛紈もうがん程已ていいなどと申すようにおびただしく出て、皆腕こきのしたたか者です。
俳句上の京と江戸 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
薄曇うすぐもる日はどんみりとしもをれて 乙州おとくに
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
かさあたらしき春の曙 乙州おとくに
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
みに行く居酒いざけの荒のひとさわぎ 乙州おとくに
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
引はるや空に一つの天の川 乙州おとくに
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
乙州おとくに東武行
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
壱歩いちぶにつなぐ丁百ちょうひゃくぜに 乙州おとくに
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
義仲寺ぎちゅうじ乙州おとくにつれて夏花摘げばなつみ
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)