乍去さりながら)” の例文
乍去さりながら日本人にほんじん從來じゆうらい習慣しふくわんでありませうが、斯樣かやうことめて無頓着むとんちやくおほい。責任せきにんおもんずるのねんとぼしい。獨立どくりつしてものをさめてくといふことすこしもい。
女教邇言 (旧字旧仮名) / 津田梅子(著)
乍去さりながらしいて注意して運動を怠らず、更に喰料にも成丈やわらかきものを選み、且つ量に於ても三分一を※ずるとして、夕飯は必ず後四時として粥を用い、菜は淡泊なるものを用うるとせり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)