“さりながら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
乍去50.0%
乍然25.0%
去乍25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乍去さりながらしいて注意して運動を怠らず、更に喰料にも成丈やわらかきものを選み、且つ量に於ても三分一を※ずるとして、夕飯は必ず後四時として粥を用い、菜は淡泊なるものを用うるとせり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
此間小島子来臨、因而よつて御答相頼、乍然さりながら雨天なれば老人には定而さだめて迷惑可仕と可有御坐心得に、雨天の事申上候。雨天に而皆々被参候事に御坐候得ば曾而かつて不苦、草鞋さうあい布韈ふべつ尤妙に御坐候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
見て心打解うちとけ成程考へ候へば加納將監樣の呉服ごふくの間に澤の井と申て甚だ不器量の女中御座候やに存じ候去乍さりながら宿やどの儀は存じ申さずとおもなげに云を次右衞門は聞てさらば澤の井の宿を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)