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不善
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ふぜん
ふりがな文庫
“
不善
(
ふぜん
)” の例文
己
(
おれ
)
の頭の
中
(
うち
)
に
湧
(
わ
)
き上る想像なり幻影なりは、藝術的には非常に美しいが、どう云うものか道徳的には
甚
(
はなは
)
だ
不善
(
ふぜん
)
なものが多い。
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「偉大かも知れない、僕が負けるんだから。けれども大概は僕のよりも
不善
(
ふぜん
)
で
不美
(
ふび
)
で
不真
(
ふしん
)
だ。僕は彼らに負かされる訳がないのに負かされる。だから腹が立つのだ」
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
是非の心偏すれば、民或は兄弟
牆
(
かき
)
に
鬩
(
せめ
)
ぎ父子相
訟
(
うつた
)
ふ者有り。凡そ情の偏するや、四
端
(
たん
)
と雖遂に
不善
(
ふぜん
)
に
陷
(
おちい
)
る。故に學んで以て中和を
致
(
いた
)
し、
過不及
(
かふきふ
)
無きに
歸
(
き
)
す、之を
復性
(
ふくせい
)
の學と謂ふ。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
善
常用漢字
小6
部首:⼝
12画
“不”で始まる語句
不可
不思議
不憫
不図
不味
不審
不埒
不幸
不愍
不相変