“下路”の読み方と例文
読み方割合
したみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
折々きこゆるは河鹿かじか啼声なきごえばかり、只今では道路みちがこう西の山根から致しまして、下路したみちの方の川岸かしへ附きましたから五六町でかれますが
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
級長である彼は掃除番の監督を早くすまして、桜の並樹の下路したみちを校門の方へ急いで来ると、門際で誰かが言いあっていた。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)
露店の目は、言合わせたように、きょときょとと夢に辿たどる、この桃の下路したみちくような行列に集まった。
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)