下著したぎ)” の例文
今日こんにち身装なりこしらえがくすんでも居ず華美はででも無い様子、ちょっと適当のなりに拵え、旧九月四日の事でございましたが、南部なんぶあい万筋まんすじの下へ、琉球りゅうきゅうの変り飛白がすり下著したぎ
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
袴野の下著したぎを取り出したが、ふと、野伏の下著もそれにまぜて抱え、日あたりの谷間の岩のうえに坐り込み、野伏の下著をひろげると、その臭気をいでさわりを頬にあててさわってみた
著物きもの二枚ともかふ、下著したぎはモンパ、上著は綿入。シヤツは代へず。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)