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下総国
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しもうさのくに
ふりがな文庫
“
下総国
(
しもうさのくに
)” の例文
旧字:
下總國
妻は
下総国
(
しもうさのくに
)
佐倉の城主
堀田
(
ほった
)
相模守
正愛
(
まさちか
)
家来
大目附
(
おおめつけ
)
百石
岩田十大夫
(
いわたじゅうたゆう
)
女
(
むすめ
)
百合
(
ゆり
)
として
願済
(
ねがいずみ
)
になったが、実は
下野
(
しもつけ
)
国
安蘇郡
(
あそごおり
)
佐野
(
さの
)
の浪人
尾島忠助
(
おじまちゅうすけ
)
女
(
むすめ
)
定
(
さだ
)
である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
下総国
(
しもうさのくに
)
香取郡万歳の
後山
(
うしろやま
)
へ、村の者ども五人連れ立って木こりに行きけるに、少しかたえなる山の端に、常のよりは
汚気
(
きたなげ
)
に見ゆる
鵄
(
とび
)
一つ羽を休めいたり。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
その方角を見定めるのはいよいよ困難であるが、ともかくも「御仕置例書」には
下総国
(
しもうさのくに
)
新石下村
(
しんいししたむら
)
とある。
半七捕物帳:24 小女郎狐
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
そこは
下総国
(
しもうさのくに
)
行徳村からざっと一里程ある寒村だった。いや村というほどな
戸数
(
こすう
)
もない。一面に
篠
(
しの
)
や
蘆
(
あし
)
や雑木の生えている
荒野
(
こうや
)
であった。里の者は、
法典
(
ほうてん
)
ヶ
原
(
はら
)
といっている。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこは
下総国
(
しもうさのくに
)
岡田郡
(
おかだごおり
)
羽生村
(
はにゅうむら
)
であった。
累物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
余、本年四月、
下総国
(
しもうさのくに
)
香取郡香取村に遊びし折、佐原小学校の教員数名と懇意になりしが、その人々より、同地近傍に隠れなき怪談なりとて、おもしろき一話を聞き得たり。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
最後に七年四月二十六日に允成の
納
(
い
)
れた
室
(
しつ
)
は、
下総国
(
しもうさのくに
)
佐倉
(
さくら
)
の城主
堀田
(
ほった
)
相模守
(
さがみのかみ
)
正順
(
まさより
)
の臣、
岩田忠次
(
いわたちゅうじ
)
の妹
縫
(
ぬい
)
で、これが抽斎の母である。結婚した時允成が三十二歳、縫が二十一歳である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“下総国”の意味
《固有名詞》
下 総 国(しもうさのくに)
日本の旧国(令制国)のひとつ。現在の千葉県北部、茨城県南西部、埼玉県東辺、東京都東辺にあたる。
(出典:Wiktionary)
“下総国”の解説
下総国(しもうさのくに、しもふさのくに、しもつふさのくに)は、かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。東海道に属し、現在の千葉県北部と茨城県南西部が主たる領域にあたる。
(出典:Wikipedia)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
総
常用漢字
小5
部首:⽷
14画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
“下総国”で始まる語句
下総国小金
下総国香取郡東荘