“しもうさのくに”の漢字の書き方と例文
語句割合
下総国100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこは下総国しもうさのくに行徳村からざっと一里程ある寒村だった。いや村というほどな戸数こすうもない。一面にしのあしや雑木の生えている荒野こうやであった。里の者は、法典ほうてんはらといっている。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこは下総国しもうさのくに岡田郡おかだごおり羽生村はにゅうむらであった。
累物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
余、本年四月、下総国しもうさのくに香取郡香取村に遊びし折、佐原小学校の教員数名と懇意になりしが、その人々より、同地近傍に隠れなき怪談なりとて、おもしろき一話を聞き得たり。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)