“三手(みて)” の例文
「直鎗(ちょくそう)とちがって、カギ鎗の特長というのは、三手(みて)が引ッ掛け、上下左右、四手(よて)が撥(はら)い、さらに突(つき)! また分(はらい)! あわせて九ツの変(へん)という」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秀郷、貞盛、為憲は兵を三手(みて)に分つて巧みに包囲した。玄明等大敗して、下野下総界(ざかひ)より退(ひ)いた。勝に乗じて秀郷の兵は未申(ひつじさる)ばかりに川口村に襲ひかゝつた。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
彼等は養源寺、O町の家、人形師の住居(すまい)と三手(みて)に分れて、それぞれ入口に張番をした。そこには明智の部下の者がさっきから彼等の来るのを待っていたのだ。
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
と、なお二手(ふたて)三手(みて)さしていた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)