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万顆
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ばんか
ふりがな文庫
“
万顆
(
ばんか
)” の例文
「あれだ」と宗近君が
指
(
ゆびさ
)
す
後
(
うし
)
ろを見ると、白い
泡
(
あわ
)
が一町ばかり、
逆
(
さ
)
か落しに
噛
(
か
)
み合って、谷を
洩
(
も
)
る
微
(
かす
)
かな日影を
万顆
(
ばんか
)
の
珠
(
たま
)
と
我勝
(
われがち
)
に奪い合っている。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
紫に明け渡る夜を待ちかねて、ぬっと出る
旭日
(
あさひ
)
が、
岡
(
おか
)
より岡を
射
(
い
)
て、
万顆
(
ばんか
)
の
黄玉
(
こうぎょく
)
は一時に
耀
(
かがや
)
く紀の国から、
偸
(
ぬす
)
み来た
香
(
かお
)
りと思われる。この下を通るものは酔わねば出る事を許されぬ
掟
(
おきて
)
である。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
万
常用漢字
小2
部首:⼀
3画
顆
漢検1級
部首:⾴
17画
“万”で始まる語句
万
万一
万歳
万事
万年青
万更
万斛
万々
万屋
万端