“連獅子”の読み方と例文
読み方割合
れんじし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
連獅子れんじしのあとを追って、というのをしおに、まだ我儘わがままが言い足りず、話相手の欲しかったらしい美女びじょに辞して、たもとを分ったが、獅子の飛ぶのに足の続くわけはない。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
などと譲り合いつつ、酔いに酔った遠慮深いアメリカ・インデアンと美しいマイワイをまとった大男とは、牡丹ぼたんに戯れる連獅子れんじしの舞踊ででもあるかのように狭い部屋の中をグルグルと追い廻った。
吊籠と月光と (新字新仮名) / 牧野信一(著)
すなわち連獅子れんじしに骨身を絞ったというのに——上の姉のこのお妻はどうだろう。
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)