“加特力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
カトリック54.5%
カトリツク18.2%
カトリコオ9.1%
カトリコ9.1%
キャソリック9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうなって、当時の瑞西スイツルを考えると、新教アナバプチスト派の侵入をうけていて、加特力カトリックの牙城が危胎に瀕していたのですからね。
夢殿殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
加特力カトリツク教のユウカリストの大会があつて六十万人の信者が諸国からいり込んで居る維納ヰインへ、其れとは知らずに着いた風来の自分達は宿の無いのに困つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
謝肉祭カルネワレの時の競馬くらべうま費用ものいりをも例の如くわきまへ、又定の日には加特力カトリコオ教徒の寺に往きて、宗旨がへの説法をも聽くべし、と願ふことなり。
加特力カトリコの尼はなにをかゆめむらむ。
緑の種子 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
とある隔室コンパルチマンの中を差し覗けば、豆電気を一つだけともした混沌たる紫色の薄明りの中に、赤い筒帽を冠ったアルジェリの帰休士官、加特力キャソリックの僧侶の長い数珠じゅず英吉利イギリス人の大外套