“ロール”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
印刷機33.3%
巻荷16.7%
16.7%
棒捲16.7%
転々16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此頃着いた許りの、新しい三十二面刷の印刷機ロールには、白い布がけてあつた。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
みんな文句云うところアねえ、在りったけの石炭すみ悉皆みんな汽鑵かまにブチ込むんだ。それで足りなけあ船底ダンブロの木綿の巻荷ロールをブチ込むんだ。それでも足りなけあ俺から先に汽鑵かまの中へい込むんだ。ハハハ。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
シャンティリというのは、もとサン・ドニイ街の靴直しだったが、芝居気違いになり、クレビヨン(5)の悲劇のクセルクセスのロールをやって、さんざん悪評を受けたのであった。
スカートの短すぎる赤い服に、棒捲ロール毛を肩にたらした八つばかりの娘が出て来た。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
船は昨日きのう香港を出て来たばかりのクライデウォルフ号という七千トン級の独逸汽船で、長崎から横浜へまわる客船メイルボートであったが、今朝けさ早くなみの間を転々ロールしている私を助け上げてみると
幽霊と推進機 (新字新仮名) / 夢野久作(著)