“レンズ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鏡玉50.0%
25.0%
鏡面12.5%
眼鏡12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は懐中拡大鏡の力をかりて彼に、仰向けに置かれると飛び上る叩頭虫こめつきむしの、奇妙な構造を見せていた。この構造を調べるには鏡玉レンズが必要である。
空の自然不明レンズなら
秋の小曲 (新字旧仮名) / 漢那浪笛(著)
子爵は心に喜びつつ写真機の前に進み出で、今や鏡面レンズを開かんと構ふる時、貴婦人の頬杖はたちまくづれて、その身は燈籠の笠の上に折重なりて岸破がばと伏しぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
鏡面レンズに照して二三の改むべきを注意せし後、子爵は種板たねいた挿入さしいるれば、唯継は心得てそのちかきを避けたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
勇美子はもとの座に直って、机の上から眼鏡レンズを取って、くだんの植物の上にかざし、じっと見て
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
眼鏡レンズを差向けると、滝太郎は何をという仏頂面で
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)