“ベース”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
25.0%
乙音25.0%
最低音25.0%
野球25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
球の高くあがるは外観美なれども攫まれやすし。走者は身軽にいでたち、敵の手の下をくぐりてベースに達すること必要なり。
ベースボール (新字新仮名) / 正岡子規(著)
○ベースボールの勝負 攻者(防禦者の敵)は一人ずつ本基ホームベース(い)より発して各ベース(ろ、は、に)を通過し再び本基に帰るを務めとす、かくして帰りたる者を廻了ホームインという。
ベースボール (新字新仮名) / 正岡子規(著)
いかにもゆったりとその便々たる腹の底より押しあげたようなる乙音ベースを発しつつ、中将はにっこりとみて、その重やかなる手して右に水兵の肩をたたき、左に振り分け髪のその前髪をかいなでつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
たまにのみ、ふと最低音ベースうめくめる。
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「今なオコさん、ボーちやが隣り下駄屋から——あれ何言ふか、野球ベース手袋な、あれお主婦カミさに出して貰ふ彼方アーツチ駆けたで。わたし内帰ろ言ふても駆けた、えゝのか。勉強ベーキヨせんで。」
耕二のこと (新字旧仮名) / 中原中也(著)