“もとい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
87.5%
元結7.1%
基本1.8%
基礎1.8%
1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうも広い原で雪に降られるのみならず暴風に当られますと凍え死をするもといですから、それだけの用心をして池のような中へ入って
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
それと共に、り伸ばした物干竿は、忠明の姿を真二つに斬り下げたかのような旋風つむじかぜを起し、忠明のまげのもとどりは、それをわすに急なため、逆立って、ぷつりと、元結もといの根が切れた。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
万世の基本もといをお建て遊ばされたことは、——臣が改めて申しあげるまでもなく、児童走卒といえどもわきまえぬはございません
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこでたいていの人は、ために神経衰弱になってしまう。あるいは何かの拍子で、その素性が暴露あらわれて、折角築き上げた営業の基礎もといをも、空しく棄てねばならぬことになるのです。
融和促進 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
「成る程、君はその方の専門だったね、失敬失敬。今の鼻毛の話よ。鼻毛は健康のもとい……ホルモンのメートルだという……」
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)