“ブロンド”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
金髪30.0%
明色20.0%
亜麻色10.0%
亞麻色髮10.0%
明髪女10.0%
薄色髪10.0%
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁度その時、まるきり珈琲沸しに頭巾をかぶせたやうな、背の低い老婆が二人の令嬢——一人は金髪ブロンドで一人は栗色髪ブリュネットの——と一緒に入つて来た。
みなくの字なりに身を曲げ、背の中ほどまでもりあけてみせたる貴婦人のうなじ金糸きんし縫模様ぬいもようある軍人のえり、また明色ブロンド高髻たかまげなどの間を王族の一行よぎりたまふ。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
どんな服を着ていたか覚えもありませんが、繊細ほっそりとした腰といい、縮れた亜麻色ブロンドの髪……恰好かっこうのいい鼻……口……横顔……ジーナそっくり、いいえそっくりといったのでは当りません。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
と、折柄ダンスの一くさりが終つたばかりで、亞麻色髮ブロンドの若男爵フレデリックはその踊相手と、黒髮の持主の美しい夫人のイングンは夫の友達の一人と、何れも自分達の食卓に戻る所だつた。
ソーニャは年ごろ十八ばかり、やせて背丈は小さいけれど、すばらしい青い目をした、かなり美しい明髪女ブロンドであった。彼女は寝台と僧をじいっと見つめた。やはり急いで来たので息をきらせていた。
小柄な薄色髪ブロンドの婦人で、ベレ帽をかぶっている。あとからスピッツ種の白い小犬がけて行った。
『それでは、と。わたしはブロンドを頂きましょうかな。』