“明色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めいしよく62.5%
ブロンド25.0%
めいしょく12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明色めいしよくの髪の毛には、菫の輪飾が戴かせてある。耳朶みゝたぶにはアウリカルクムの輪が嵌めてある。きらめく宝石の鎖が胸の上に垂れてゐる。
クサンチス (新字旧仮名) / アルベール・サマン(著)
むしろ種族と典型との等しさ——あの晴れやかな鋼色はがねいろの眼、明色ブロンドの髪を持つ種類としての等しさによるのだった。
絿ちぢらせた明色めいしょくの髪に金粉をけて、肩と腰とに言訣いいわけばかりの赤い着物を着た女を、客が一人宛傍ずつそばに引き寄せている。金井君は、「己は肺病だぞ、傍に来るとうつるぞ」と叫んでいる。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)