“めいしよく”の漢字の書き方と例文
語句割合
明色100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
娘は明色めいしよくな髪をした、非常に色の蒼い、太つた子で、骨組は小柄で背が低い。顔は物に驚いたやうな、子供らしい顔である。女に特有な体の部分々々が盛に発育してゐる。
オンファロオド、人をとろか明色めいしよくの眼をした臍形ほぞがたの花、影を無言むごんに映して見せる奧深い鏡。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
葡萄の実り豊かに、海原の波の打ち寄せる、クリツサのいちに生れた、明色めいしよくの髪に菫の花の花飾をした踊子クサンチスは、こんな死にをしたのである。
クサンチス (新字旧仮名) / アルベール・サマン(著)