金髪ブロンド)” の例文
旧字:金髮
私達の隣のテエブルには、地図で見ると上の端のほうに当る国から来たらしい二人の青年が、皮肉な眼をして「金髪ブロンド」を飲んでいた。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
丁度その時、まるきり珈琲沸しに頭巾をかぶせたやうな、背の低い老婆が二人の令嬢——一人は金髪ブロンドで一人は栗色髪ブリュネットの——と一緒に入つて来た。
「さすが、旦那さまはお目が高ういらっしゃる。あの、ちょっと小柄な金髪ブロンドでございましょう。お計らいなら手前致しますが、なんせい、美しいだけにエー・ボニートちょっと高価うございますよマース・カーロ
人外魔境:05 水棲人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)