“ろこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
路考26.7%
盧江20.0%
魯縞20.0%
廬江13.3%
盧溝6.7%
蘆江6.7%
魯侯6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その何番目かの娘のおらいというは神楽坂路考ろこうといわれた評判の美人であって、妙齢としごろになって御殿奉公から下がると降るほどの縁談が申込まれた。
彼は、盧江ろこうの生れで、あざな公瑾こうきんといい、孫策に知られてその将となるや、わずか二十四歳で中郎将となったほどな英俊だった。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今日の金港堂は強弩きょうどすえ魯縞ろこう穿うがあたわざる感があるが、当時は対抗するものがない大書肆だいしょしであった。その編輯へんしゅうに従事しその協議にあずかるものは皆錚々そうそうたる第一人者であった。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
廬江ろこう箏笛浦そうてきほには大きい船がくつがえって水底に沈んでいる。これは曹操そうそうの船であると伝えられている。
鬱々うつうつたり 盧溝ろこうの北。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
平山蘆江ろこう氏であったか、博士の死後、博士の実験室を見て、世界的な研究がその中で行われていたことを発見して驚嘆しておられたが、ジャーナリズムの中に入りながら、それを超越して
作家としての小酒井博士 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
下剋上げこくじょうの世であった。政治の実権が魯侯ろこうからその大夫たる季孫氏きそんしの手に移り、それが今やさらに季孫氏の臣たる陽虎という野心家の手に移ろうとしている。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)