盧江ろこう)” の例文
ここにまた、盧江ろこう松滋しょうじ(安徽省・安慶)の人で、陳武ちんぶあざな子烈しれつというものがある。陳武と周瑜しゅうゆとは同郷なので、かねて通じていたものか
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は、盧江ろこうの生れで、あざな公瑾こうきんといい、孫策に知られてその将となるや、わずか二十四歳で中郎将となったほどな英俊だった。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その間、涇県けいけんの戦に出て、大功をあらわし、盧江ろこう陸康りくこうを討伐に行って、比類なき戦績をあげた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は盧江ろこう安徽省あんきしょう)の生れで、周瑜しゅうゆあざな公瑾こうきんといい、孫策とは少年時代からの竹馬の友だったが、その快挙を聞いて、共に助けんと、ここまで急いで来たのだと語った。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
泣く泣く彼は袁術の屍を埋め、ひとり盧江ろこう方面へ落ちて行ったが、途中、広陵こうりょう徐璆じょきゅうというものが、彼を捕えたので、その体を調べてみると、意外な物を持っていたのを発見した。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)