“ろうそく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蝋燭99.5%
老足0.3%
蝋蠋0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
マロニエの花とはどれかと訊いて、街路樹の黒く茂った葉の中に、蝋燭ろうそくを束ねて立てたような白いほの/″\とした花を指さゝれた。
巴里祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
そこで、老足ろうそくと自嘲したり、また、敵の落した石に当って、脛も立てないでいると述べている。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ましてやこの大島田おほしまだをりふしは時好じこう花簪はなかんざしさしひらめかしておきやくらへて串談じようだんいふところかば子心こゞころにはかなしくもおもふべし、去年きよねんあひたるときいま駒形こまかた蝋蠋ろうそくやに奉公ほうこうしてまする
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)