“らふそく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蝋燭98.9%
蝋蠋1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
桟橋さんばしると、がらんとした大桟橋だいさんばし上屋うはやしたに、三つ四つ卓子テーブルならべて、税関ぜいくわん役人やくにん蝋燭らふそくひかり手荷物てにもつ検査けんさをしてる。
検疫と荷物検査 (新字旧仮名) / 杉村楚人冠(著)
二人は中甲板へ降りて、うまさうなにほひの放散してゐるコック部屋の側を通つて、薄暗い裸の蝋燭らふそくの灯の見える機関室へ降りて行つた。
煤煙の匂ひ (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
薩摩さつま蝋蠋らふそくてら/\とひか色摺いろずり表紙べうし誤魔化ごまくわして手拭紙てふきがみにもならぬ厄介者やくかいもの売附うりつけるが斯道しだう極意ごくい当世たうせい文学者ぶんがくしや心意気こゝろいきぞかし。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)